「J開幕に向け相応しいゲームを」 天皇杯王者・川崎Fの鬼木達監督がスーパー杯へ意気込み 「今季の戦い方っていうのをできれば」

FUJIFILM SUPER CUP 2024に向けコメントを残した鬼木達監督[写真:©超ワールドサッカー]

川崎フロンターレの鬼木達監督が、FUJIFILM SUPER CUP 2024のヴィッセル神戸戦に向け、意気込みを語った。

2024シーズンの明治安田Jリーグ開幕が23日に迫る中、天皇杯王者として17日のFUJIFILM SUPER CUP 2024に臨む川崎F。2021シーズン以来となる3大会ぶり3度目の大会制覇を目指し、2023シーズンのJ1王者・神戸と対戦する。

前日会見に臨んだ鬼木監督はまず、「Jリーグの開幕に向けて1週間というところなので、それに相応しいゲームをしたいと思っています」とコメント。13日にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24のラウンド16・1stレグを戦っている中、「できるだけ多くの選手を試合に出場させられれば良いかなと思っています」と欠場した選手たちの神戸戦での起用も示唆した。

また、多くのサポーターの前での今シーズン最初の試合となる点にも言及。「今年は多くの選手だったり、スタッフが入れ替わっていますので、いろんな選手たちを見てもらえればと思います」「攻撃的な姿勢っていうのは変わらないので、そういう姿勢を同じようにやっていければなという風に思います」と新チームについて語った。

一方、ここから過密日程が始まっていくことに関しては、「1戦必勝で戦うのは変わらないという話をしています」「FUJIFILM SUPER CUPも 含めてどんどんどんどん連戦になりますので、そういうのも含めて今シーズンの戦い方っていうのをできれば良いなと思っています」と、厳しい日程を乗り越えていく上での試金石になるという見解を示している。

プレシーズンキャンプから先日のACLの山東泰山(中国)戦を通じては、新戦力を含めたベースの底上げに「重きをおいてやった」とのこと。今回もその流れを継続したいと述べている。

「ACLの山東のゲームでは新しい選手も非常に活躍してくれましたし、スーパーカップの中でも多くの選手たちがそういう形で(活躍してほしい)」

「まずフィットというのもありますけど、自分自身も公式戦の中で新しい選手がどういう自分のプレーを出せるのかっていうのを実際見たいというのもありますし、確認していきたいっていうのもあります」

「そういう真剣勝負の場でまず候補を出してもらって、そこから自分がしっかりとチームに還元できるように見極めていきたいなと。そういうゲームになっていくと思います」

対戦相手の神戸については「非常に力がある」と評価。ACLで戦った山東以上の部分も多いと見越している。

「Jリーグでチャンピオンになったというところで、一番力があるチームですし、パワーの部分でも強度の部分でも、ACLをこの前戦いましたけども、それ以上のものがあると思います」

「そういうもの(山東戦)を自分たちはしっかり活かしていかないといけないし、またそこの経験の中でどうやって勝利に持っていくかっていうのが自分たちの仕事になるのかなと思っています」

今シーズン初のタイトル獲得に向け、サポーターに後押しも呼びかけた。

「自分たちは公式戦が始まっていますけど、やはりこのスーパーカップのタイトルというところがありますので、とにかく選手・スタッフ、またサポーターと一丸となってタイトル獲りたいと思いますので、応援してもらえればと思います」

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