社員2人に月100時間を超える残業をさせた疑い うち1人は150時間超「木曽路」を労働基準法違反の疑いで書類送検

和食レストランなどを展開する「木曽路」が、社員2人に長時間の違法な残業などをさせていたとして、愛知労働局は法人としての木曽路と社員の上司2人を労働基準法違反の疑いで書類送検しました。

愛知労働局によりますと、名古屋市昭和区にある木曽路の本社で事務を担当する社員2人が、2022年4月の1か月間に月100時間を超える時間外労働や休日労働をさせられていたということです。

うち1人の時間外労働は、1か月に150時間を超えていたということです。

愛知労働局は、16日付で法人としての木曽路と社員2人の上司にあたる部長を、労働基準法違反の疑いで名古屋地検へ書類送検しました。

木曽路は、コロナ対応で一時的に業務が増えたとした上で「厳粛に受け止め、二度と発生しないよう取り組んでいきます」とコメントしています。

厚生労働省は、時間外労働と休日労働があわせて月100時間を超えると過労死の危険性があるとしています。

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