フキノトウの収穫が最盛期 福島県田村市

雪残る山あいの畑で収穫の最盛期を迎えているフキノトウ

 福島県田村市で特産のフキノトウの収穫が最盛期を迎えている。

 同市常葉町の山あいにある畑で、苦みがあまり強くなく、上品な味わいが特徴の品種「八ツ頭」が育つ。同市の「GREEN for TABLE」代表の過足幸恵さん(39)が知人らの手伝いを受け、専用のナイフで選別しながら、丁寧に摘み取っている。作業は今月末まで続く。

 昨夏の猛暑と少雨で小ぶりな実が多いという。天ぷらなどの他、パスタやケーキの材料としても使われており、過足さんは「春の味覚をおいしく食べてもらいたい」と話している。

 JA福島さくらを通じ県内外の市場に出荷される。

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