マンUが約2300億円で歴代最高額を更新!…昨季の“スカッドコスト”ランキングが発表

欧州サッカー連盟(UEFA)は15日、2023年度のクラブの財政や投資状況などをまとめた『European Club Finance and Investment Landscape Report』を公開。昨シーズンのマンチェスター・ユナイテッドのスカッドが歴代最高額で構成されていたことが判明した。

UEFAは同レポートの中で、各クラブが2023年度末におけるスカッドを構成するために費やした金額(移籍金など)を紹介。1位に輝いたのはマンチェスター・ユナイテッドで、スカッド構成のために費やした金額は実に14億2200万ユーロ(約2300億円)にも上るという。この数字は、2020年度にレアル・マドリードが記録した13億3200万ユーロ(約2155億円)を大きく上回る過去最高額となっているようだ。

エリック・テン・ハフ監督を招へいした昨シーズンのマンチェスター・ユナイテッドは、夏の移籍市場にて積極的な補強を敢行。推定8200万ポンド(約155億円)でブラジル代表FWアントニー、7000万ポンド(約132億円)で同MFカゼミーロ、最大6700万ユーロ(約127億円)でアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスらを獲得した。これらの選手に加え、過去に高額の移籍金で獲得したイングランド代表DFハリー・マグワイアや同FWジェイドン・サンチョ(現:ドルトムント)らが在籍していたこともあり、過去最高の“スカッド・コスト”を記録することとなった。

2位はマンチェスター・シティの12億8600万ユーロ(約2080億円)で、今回のマンチェスター・ユナイテッド、2020年のレアル・マドリードに次ぐ歴代3番目の記録となった。なお、3位以下はチェルシー、レアル・マドリード、パリ・サンジェルマン、リヴァプール、アーセナル、ユヴェントス、トッテナム、インテルと続いており、トップ10のうち実に6チームがプレミアリーグ所属となっている。

トップ10に入ったクラブの“スカッド・コスト”は以下の通り。

1位 マンチェスター・ユナイテッド(14億2200万ユーロ/約2300億円)
2位 マンチェスター・シティ(12億8600万ユーロ/約2080億円)
3位 チェルシー(10億8400万ユーロ/約1753億円)
4位 レアル・マドリード(10億3100万ユーロ/約1668億円)
5位 パリ・サンジェルマン(9億3800万ユーロ/約1518億円)
6位 リヴァプール(9億500万ユーロ/約1464億円)
7位 アーセナル(8億9000万ユーロ/約1440億円)
8位 ユヴェントス(7億6900万ユーロ/約1244億円)
9位 トッテナム(6億6600万ユーロ/約1077億円)
10位 インテル(5億8900万ユーロ/約953億円)

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