福島県いわき市を中心にスーパーを展開するマルトは16日、ホシザメを使ったお造りやグラタン、竜田揚げなど6商品を発売した。市内でこれまで、ほぼ消費されていなかった「未利用魚」のおいしい食べ方を発信し、消費拡大につなげる。
市内の料理店「割烹 一平」が監修した「いわき味噌のさめろう」はホシザメに地元のみそを合わせ、ご飯やお酒に合う一品に仕上げた。にんにくしょうゆとショウガで下味を付けて揚げたホシザメの唐揚げは、世代を問わず食べやすいという。市内のマルトSC城東店で販売し、取扱店舗を増やしていく考えだ。
「マルトスターシャークプロジェクト」と銘打ち昨秋、商品開発に着手した。淡泊な味わいが特徴だが、鮮度が落ちるとアンモニア臭がするのが課題だった。水揚げ後すぐにアルコール凍結して鮮度を保ったり、調味料と合わせたりして試作を重ねてきた。ホシザメのすしも開発している。
マルトの安島大司生鮮本部取締役本部長は「色んな料理に合い、ポテンシャルが高い。ホシザメを食べる文化を広げて価値を高めていきたい」と意気込んだ。
商品は次の通り。
常磐もの☆スターシャークお造り（税込み431円）、割烹一平監修いわき味噌のさめろう（同431円）、常磐もの スターシャーク☆グラタン（同486円）、常磐もの スターシャーク☆南蛮漬け（同430円）、スター★シャーク唐揚げ（同286円）、スター★シャーク竜田揚げ甘酢（同430円）
