「緊張したけどできた!」特別支援学校の生徒「接客サービス」検定 雇用機会の拡大を

先日、長野市のホテルで「喫茶サービス」の技能検定が行われました。挑戦したのは特別支援学校の生徒たち。働く意欲を高めようと県教委が主催しました。

「いらっしゃいませ。お客さまは何名さまですか?はい、2名さまですね。お席へご案内します」

接客しているのは特別支援学校の高等部の生徒。働く意欲を高める目的で県教委が開いている「技能検定大会」です。

14日は長野市の犀北館ホテルで「喫茶サービス」部門が行われ、須坂市と千曲市の学校から13人が参加しました。

注文を受け、飲み物の提供。片付けもー。

こうした一連の接客をホテルのスタッフや飲食店の経営者などが審査します。

評価:
「声はとても大きくて良かったと思います。動きはちょっと緊張していたかな、かたかったかな」

検定結果は1級から10級まであり、後日、認定証が送られるということです。

稲荷山養護学校の生徒:
「ちょっとだけ緊張しました。お盆を運ぶところが良かったです。(自分の中で何点ですか?)100点です」
「難しかったけど頑張りました。水を運ぶところを丁寧にできたのが良かったです」

技能検定は2017年から始まり「喫茶サービス」のほか、「清掃」や「食品加工」もあります。

県教委は生徒の意欲を高めるだけでなくこうした姿を発信し雇用機会にもつなげたいとしています。

なお、昨年度、卒業した生徒350人のうち83人が製造業やサービス業などに就職しているということです

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