米、ナワリヌイ氏死亡で対抗措置検討 「プーチン氏に責任」=バイデン氏

Steve Holland

[ワシントン 16日 ロイター] - バイデン米大統領は16日、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏の死亡が伝えられたことについて、「驚きではない」が「憤慨している」と述べた。

ホワイトハウスで、ナワリヌイ氏は「汚職、暴力、そしてプーチン政権のあらゆる悪事に対して勇敢に立ち向かった」と指摘。「プーチン氏にはナワリヌイ氏死亡の責任がある」とした。

その上で、ナワリヌイ氏の死亡を受けロシアへの対抗措置を検討していると表明。「あらゆる選択肢を検討している」と述べた。ただ「現時点で言えるのはそれだけだ」とし、詳細には触れなかった。ホワイトハウスも、どのような措置が検討されているかとの質問に回答していない。

バイデン氏は2021年6月にジュネーブで行われたプーチン氏との会談後、ナワリヌイ氏が死亡すれば、プーチン氏に壊滅的な結果をもたらすリスクがあると述べていた。

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