三浦市予算案 大型施設整備や子育て世帯支援で過去最大、市債が大幅増

三浦市役所(資料写真)

 三浦市は16日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比19.4%の217億6300万円で過去最大。後期高齢者医療事業(14.5%増)の伸びが目立った。

 一般会計の歳入は、国の定額減税の影響から市税は同1.2%減の約53億円。子育て賃貸住宅整備(11億円)や市役所移転を含む市民交流拠点整備(13億円)の借り入れなどで市債が同260%増の約28億円に上り、全体の12.8%を占めた。繰入金も約6億2千万円増を見込んだ。

 歳出では、大型施設整備のほか、学校給食費の半額補助や新規の不妊治療助成など子育て世代への支援事業に力を入れる。18歳までの小児医療費全額補助や小中学校の改修工事などにふるさと納税を活用する。

【2024年度当初予算案】

一般会計   217億6300万円(19.4%増)
特別会計   133億4200万円( 0.5%増)
企業会計   75億  800万円( 2.2%増)
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総  額   426億1400万円( 9.7%増)
※100万円未満切り捨て
※カッコ内は2023年度当初比

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