えちぜん鉄道と福井鉄道3月16日にダイヤ改正 北陸新幹線の福井県延伸で増便、車両増も

 えちぜん鉄道と福井鉄道は2月16日、北陸新幹線県内延伸に合わせたダイヤ改正を発表した。福井駅における新幹線の始発、最終便との乗り継ぎを考慮し、利便性を向上させる。新幹線延伸を機に利用者増につなげたい考え。両社とも改正日は3月16日。

 えち鉄は、三国芦原線の始発を現行ダイヤから10分早め、午前6時18分に福井駅に到着するよう設定。同6時32分福井発東京行きの北陸新幹線「かがやき」始発に間に合わせる。北陸3県をつなぐ新幹線「つるぎ」の最終が福井駅に午後11時9分に到着するのに合わせ、勝山永平寺線、三国芦原線とも最終便を現行ダイヤから約10分繰り下げる。

 また、勝山永平寺線における朝の混雑緩和のため、午前7時16分に永平寺口を出発する福井行きの列車を増便する。さらに、新幹線延伸後の観光需要拡大を見据え、土日の昼間の列車を1両から2両に増やし、輸送力強化を図る。

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 一方、福鉄福武線は午前5時半たけふ新発の急行を増便し、東京行きの北陸新幹線「かがやき」との接続に対応。午後11時25分福井駅発のたけふ新行き列車も増やし、北陸新幹線の最終便から接続する。

 運転士不足に伴い、昨年10月から日中時間帯の急行を取りやめていたが、運転士を一定数確保したことで今回のダイヤ改正で2本復便した。改正後の運行本数は平日84本、土日祝日は80本となる。

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