箱根町予算案 訪日客回復で税収増見込み、3年連続のプラス編成

箱根町役場(資料写真)

 箱根町は16日、2024年度当初予算案を発表した。町長選が今秋予定されるが骨格予算とせず、一般会計は前年度比0.6%増の108億4700万円で3年連続プラス編成となった。

 歳入は、6割を占める町税が前年度比0.5%増の63億7800万円。インバウンド回復などの影響で観光客数がコロナ禍前の水準に戻りつつあるとし、入湯税は6.9%増で計上した。

 歳出は、粗大ごみ処理施設の改修などで衛生費が11.4%増。町営駐車場の工事費用を盛り込んだ土木費は29.9%増を見込んだ。森のふれあい館の空調設備工事が完了したことで観光費は17.3%減とした。(松尾 拓)

【2024年度当初予算案】

一般会計 108億4700万円(0.6%増)
特別会計  32億2900万円(0.8%減)
企業会計  30億 700万円(7.2%増)
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総  額 170億8300万円(1.4%増)
※100万円未満切り捨て
※カッコ内は2023年度当初比

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