U39と考える新しい「地域連携」のカタチ とちぎニュービジネス協議会

栃木県内の起業家や経営者でつくる「とちぎニュービジネス協議会」がこのほど、新たな「地域連携」の形を考えるフォーラムを開きました。フォーラムは去年(2023年)の秋、協議会に新たに「地域連携委員会」が設立されたのを受けて開かれたものです。

(とちぎニュービジネス協議会・林書緯会長)
「ディスカッションして産官学連携、メディアも絡めて発信して世の中を変えていこうと」

(地域連携委員会・小川拓矢委員長)
「それぞれが考えている人や情報、栃木を盛り上げる思いが交差してさらに連携が生まれる」

協議会では、地域の発展に向けてさまざまな機関や団体などを結びハブになるような枠組み「X Sector Tochigi」を創設しました。この日は、産学官で活動する39歳以下のメンバーが登壇しました。

(福田屋百貨店執行役員・黒岩忠嗣さん)
「東京にいた時のコラボレーションを想像すると、圧倒的に栃木の方が会社を経営する方とつながってその方の意思と目線を合わせてやっていけることが多い。」

(宇都宮大学基盤教育センター・土屋翔さん)
「最初、29歳以下、35歳以下で探したが正直言うとあまりいなかった。20代30代前半が少ないというのは実は栃木の課題。若い人にいかに栃木の魅力を知ってもらうか。楽しい面白い先輩がいることを知ってもらう機会をどんどん作っていきたい」

また、登壇者に対して参加者がその場で質問や感想を投稿できるオープンチャットが活用され、会場全体で地域発展に向けた議論も行われました。

とちぎニュービジネス協議会は、4月にデータサイエンス経営学部が創設される宇都宮大学と連携協定を結ぶなど地域活性化に向けて取り組んでいく方針です。

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