那須烏山市の元課長 停職6カ月 利害関係がある業者から現金8万円などを不正に受け取っていた

 那須烏山市は16日、利害関係がある業者から約10万円分の切手と現金8万円を不正に受け取っていたとして、元都市建設課の64歳の男性課長を停職6カ月の懲戒処分にしました。

 男性は16日付けで依頼退職しました。市によりますと男性は定年退職後、暫定再任用職員として勤務していました。

 切手については、予算不足を理由に業務上必要な切手を購入できないとして、業者に用意するように要求し、現金は飲食などにすべて使い切ったといいます。

 栃木県警は去年(2023年)9月に収賄の疑いで書類送検していて、市の聞き取りに対し職員は金品を受け取ったことは認めているものの、便宜供与はしていないと話しているということです。

 川俣純子市長は「再発防止に努める」とコメントしていて、事態を重くみて市長の給与を減額することも検討しているということです。

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