長崎工高インテリア科展 建築模型や家具など成果発表 18日まで

県庁の模型など生徒の力作が並ぶ展示=長崎市、県美術館運河ギャラリー

 長崎県立長崎工業高(北島弘明校長、893人)インテリア科の生徒が授業で制作した家具や建築模型などを紹介する作品展が、長崎市出島町の県美術館運河ギャラリーで開かれている。18日まで。
 同科の生徒は生活に必要なデザイン分野の考え方や製図、加工技術を学び技能五輪や、ものづくりのコンテストにも挑戦している。展示では3年生の課題研究を中心に、県庁の建築模型や家具のほか、ウェブページ、商品パッケージのデザインなど幅広い学習の成果を紹介している。
 福祉玩具「プレイマット」を作った3年の中尾世莉さん(18)は「子育て支援センターで保護者同士がコミュニケーションできるおもちゃの要望を聞き制作した。時間をかけて課題に取り組み、アドバイスし合いながら作り上げることができた」と達成感をにじませた。
 作品展は午前10時~午後6時(18日は同4時半まで)。同展の会場や作品を3Dスキャンした「でじたるインテリア科展2024」をインターネット上で公開する

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