能登半島地震で被災のイルカ2頭を一般公開「元気な姿見て」 2月17日から福井県の越前松島水族館

のとじま水族館から受け入れたカマイルカのゴウ(左)とニッシー=1月30日、福井県坂井市の越前松島水族館(同水族館提供)

 能登半島地震で被災したのとじま水族館(石川県七尾市)から福井県坂井市の越前松島水族館に避難したカマイルカ2頭が、2月17日正午から同水族館で一般公開される。

 2頭はともに雄で、体長約2メートル、体重約100キロのニッシー(11歳)とゴウ(13歳)。被災直後の1月6日に越前松島水族館に避難した。移送や環境変化によるストレスに配慮し、一般来場者の立ち入りを禁止した屋外プールで飼育していた。

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 同水族館によると、2頭は避難当初、不安な様子を示していたが、今は慣れており健康状態にも問題はないという。松原亮一館長(54)は「帰る日まで大事に育てる。のとじま水族館ファンのみなさんにも元気な姿を見てほしい」と話した。

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 越前松島水族館にはイルカのほかゴマフアザラシ1頭、ウミガメ8頭も避難している。

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