クロップ監督、自身の“後継者候補”であるシャビ・アロンソ監督を「次世代でも傑出した監督」と絶賛

リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が、現在ブンデスリーガで旋風を巻き起こしているレヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督を称賛した。 2月16日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

今季のブンデスリーガでは、レヴァークーゼンが圧倒的な強さを見せつけている。21試合を消化して17勝4分といまだ無敗を維持しており、2位のバイエルンに勝ち点『5』差をつけて首位に君臨している。2月10日に行われたブンデスリーガ第21節では、そのバイエルンに3-0と完勝。“絶対王者”に付け入る隙を与えず、白星をもぎ取った。

現在42歳のX・アロンソ監督は、2022年10月にレヴァークーゼンの監督に就任。当時チームは降格圏内に沈んでおり、X・アロンソ監督にとってもトップチームを率いるのは初めての経験だったものの、チームは最終的にリーグ戦6位、UEFAヨーロッパリーグ(EL)ではベスト4に進出した。昨年8月、X・アロンソ監督はクラブとの契約を2026年夏まで延長。若手指揮官の中でも、卓越した采配やチーム運用の手腕が高く評価されている。

『デイリー・メール』によると、今年1月に今季限りでリヴァプールの指揮官を退任することを表明したクロップ監督は、X・アロンソ監督を「次世代の中でも傑出した監督」と称賛した。

「(カルロ・)アンチェロッティ、(ジョゼ・)モウリーニョ、(ジョゼップ・)グアルディオラ、そして私のような“恐竜”があと20年も監督を務めることはないだろうが、次世代はすぐそこに控えているんだ。その中でもシャビは際立っていると言えるね」

「彼は選手時代と同様に、指揮官としてもすでにワールドクラスだ。彼が立ち上げたチームは並外れたものがある。得点数(ブンデスリーガ21試合で55得点)だけでなく、プレー方法も素晴らしい」

短期間でレヴァークーゼンを立て直したX・アロンソ監督は、現役時代を過ごしたリヴァプールに指揮官として凱旋し、クロップ監督の跡を継ぐ可能性が各メディアで取り沙汰されている。

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