韓国騒動の渦中、ソン・フンミン…トッテナム監督が“主将”ぶりを語る 「ソニーは時々誤解される」

「根っからのナイスガイ」[写真:Getty Images]

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が韓国代表FWソン・フンミンに言及した。イギリス『BBC』が報じている。

先のアジアカップに韓国の主将として参戦したソン・フンミンだが、64年ぶりの優勝を目指した戦いはベスト4で終焉。10日に行われたプレミアリーグ第24節のブライトン&ホーブ・アルビオン戦からトッテナムに復帰した。

そんな31歳FWだが、右手指にテーピング姿が注目されると、その背景としてアジアカップ準決勝前夜の夕食時にさっさと食べ終わらせ、卓球に興じたイ・ガンインら若手メンバーとぶつかり、その過程で脱臼したといわれる。

後に韓国サッカー協会(KFA)から管理能力等で改善が見込めないとして、ユルゲン・クリンスマン監督が解任され、さらに事態が大きくなっているが、ソン・フンミンを今季から主将に任命したトッテナム監督はこう話した。

「ソニーはソニーであり続けたということだ。リーダーであれば、矢面に立たされるときもある。リーターシップとはそういうものだ」

「リーダーシップとは人気者になることでも、みんなを幸せにすることでもない。自分が正しいと思わないものが目に映ったとき、グループのためを思って立ち上がるということだ。ソニーからもそれを見て取れる」

また、ソン・フンミンの人となりにも踏み込み、「ソニーは時々、誤解されている。というのも、彼はとてもポジティブな男で、見るたびに笑顔だし、誰もが心から愛着を抱いているからだ」と続けた。

「彼は勝ちを望んでいる。基準のズレを嫌い、何かが正しくなければ、それを言う。それが一般受けしないときもある。対立を招くときもあるが、リーダーとして、正しいと思うなら、強く主張すべきだ」

「ソニーは根っからのナイスガイだよ。とても礼儀正しいし、敬意を持っている。だが、だからといって、彼が真の勝者になれないというわけじゃなく、高い基準を持った男だということだ」

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