「地元で働きたい」タイヤ交換に汗 高校生が自動車整備工場で仕事体験 将来の進路考える

自動車整備の体験を振り返る生徒(京都府与謝野町・宮津天橋高加悦谷学舎)

 京都府与謝野町の宮津天橋高加悦谷学舎で、1年生を対象にした職場体験報告会が開かれた。サービス業や工場などで働いた2年生が仕事に向きあう姿勢や楽しさを伝えた。

 同高では生徒の3割が卒業後に就職するため、進路選択の視野を広げるのが狙い。2年生19人が昨年12月~今年1月に京都府宮津市や同京丹後市、与謝野町のホテルやドラッグストア、町役場など17カ所で仕事を体験し、6人が9日に発表した。

 自動車販売整備業者の工場を体験した生徒(17)は、タイヤ交換や車体洗浄を手伝った体験を通じて分からないことを質問したり、大きな声で連絡し合ったりする大切さを学んだという。就職先の決定に向けて「知らなかった業種でも仕事を体験することで関心を持てた。さまざまな企業を調べ地元で働きたい」と話した。

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