17日、Jリーグの開幕を告げるFUJIFILM SUPER CUPが国立競技場で開催され、天皇杯王者の川崎フロンターレがJ1王者ヴィッセル神戸に1-0で勝利した。
山東泰山とACLで連戦中の川崎はターンオーバーを敢行。13日の中国での一戦からスタメン全員を入れ替え、新加入選手5人が先発というフレッシュなメンバーになった。
対する神戸は、リーグ連覇に向けてオフに精力的な補強を行ってきたが、この試合は昨季をベースにしたスタメンで臨んできた。
試合は、受けて立つ姿勢の神戸に技術と局面での崩しが持ち味の川崎が挑む図式。21分に井出遥也が負傷交代するアクシデントがあり、交代で入ってきた宮代大聖には古巣・川崎のサポーターから大きなブーイングが飛んだ。
お互いにチャンスを作りつつ迎えた後半、川崎は48分に右サイドでフリーキックを獲得。瀬古樹の蹴った鋭いボールがこぼれ、神戸選手がクリアしたボールを足に当てたファンウェルメスケルケンの移籍後初ゴールにより川崎が先制する。
思わぬ形で先制された神戸はサイドを起点に反撃。しかしファイナルサードでのアイデアと迫力を欠きなかなか決定機を作り出せない。
結局最後まで次のゴールは生まれず、52,142人の観衆が詰めかけた一戦は完全ターンオーバーの川崎が制し、3年ぶり3度目のスーパーカップ制覇を達成した。