「地元の意見を重く受け止めている」うるま市の陸自訓練場計画で防衛相 米軍基地所在11市町村の首長と会談

米軍基地所在11市町村の首長との会談であいさつする木原稔防衛相=17日午後3時すぎ、沖縄県那覇市のザ・ナハテラス

 木原稔防衛相は17日、沖縄県那覇市内のホテルで米軍基地所在の11市町村の首長と会談し、うるま市石川のゴルフ場跡地への陸上自衛隊訓練場の建設計画について「説明会での地元の意見を重く受け止めている」との認識を示した上で、「さらなる検討をしたい」と述べた。

 うるま市の中村正人市長は、これまで計画に賛否の姿勢を示していないものの、同防衛相に対し「地元の声を真摯(しんし)に受け止め、よく検討していただきたい」と求めた。

 計画では、予定地の周辺に住宅地や県立石川青少年の家があることから、地元の石川地区自治会長連絡協議会が反対しているほか、石川地盤の全7市議も反対の姿勢を示すなど、反対の動きが広がっている。

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