漁業復興支える造船所全焼 建物計5棟の焼損確認 造船中の船も 福島・相馬市

16日に相馬市で発生した造船所の火災は警察の実況見分の結果、造船所が全焼するなど建物5棟と製作中の船が焼けたことがわかりました。

16日午前2時半すぎ、相馬市尾浜にある松川造船の造船所から火が出て、火は約7時間半後の16日午前10時前に消し止められました。警察の実況見分は17日まで2日にわたって行われ、これまでのところ造船所 約3600平方メートルが全焼、他にも事務所や倉庫など4棟の建物も類焼が確認されました。
さらに造船所で製作中の船も焼けたということです。火が出た当時、造船所は無人でけが人はいませんでした。松川造船は相馬市で唯一の造船所で、船の製作や修理を手掛け、震災で津波の被害があったものの再開し、地域の漁業の復興を支えてきました。警察と消防では引き続き、出火原因を調べています。

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