各地で20℃前後…季節外れのポカポカ陽気 ジェラート店には冷たいアイス求める客も /今週の静岡

例年、2月といえば体の芯も冷えるような気温となりますが、今年の静岡県内はいつもと様子が違います。

14日の水曜日、川根本町で20.9℃、三島市で19.9℃、静岡市葵区井川で19.4℃などとなりました。県内18ある観測地点のうち、15の地点で今年最高気温となり、各地で4月上旬から5月上旬並みの暖かさとなりました。

まさかの暖かさ。“夏の主役”もフライングで売れていました。

ジェラート店「20℃超えそうでワクワクしている」

おりじなる・すまいる 安本昌隆オーナー:「絶好の日なので、お客様も多数来店している」

静岡市葵区の浅間通りに店を構えるジェラート店「おりじなる・すまいる」。野菜やフルーツの果汁がたっぷり入ったジェラートを販売しています。

おりじなる・すまいる 安本昌隆オーナー:「しばらくアイス屋なので、寒い冬の場合は少し寂しい思いをしていたが、本日20℃を超えるということで、わくわくしている」

冷たいアイスを求め、来店する客も。

利用客
Q.こんな日に食べるジェラートは?
A.「もう最高です。この辺を歩いて運動してきたので、余計おいしい」

Q.歩いていると暑くなる?
A.「汗かきます」

「美和桜」も見頃

暖かさはこんなところにも

嶋田光希アナウンサー(静岡・葵区 14日):「静岡市街地から車で30分ほどの安倍川沿いに来ています。こちらではきれいに咲き誇る桜並木が楽しむことができます。青空にこの濃いピンクがよく映えています」

安倍川の堤防沿いに咲いている「美和桜」。名前の由来は、およそ130年前にこの場所にあった旧美和村からつけられている河津桜の一種です。

地元の人たちにとっては、この場所は「美和桜並木」として長い間親しまれていて、平日にも関わらず多くの人が桜を見に訪れていました。

静岡市民70代:「いやぁ、きれいですよね毎年。今の時期はこれから1年間スタートしてという感じで、だんだん暖かくなって春に向かっているという感じ」

静岡市民30代:「桜はすごくきれい。きょうは暖かくて天気も良くて、青い空とピンクがすごく映える」

磐田市の豊岡梅園では3000本の梅が

磐田市上野部にある豊岡梅園には、およそ13ヘクタールの敷地内に3000本もの梅が植えられていて、現在見ごろを迎えています。

園によりますと、例年2月の終わりが見ごろですが、今年は暖冬の影響で例年より時期が早まったということです。整備されたゆるやかな斜面を歩いていくと、白やピンクの色をした梅の花が咲き誇り、訪れた観光客を楽しませていました。

© 静岡朝日テレビ