「人生で最も大変な一週間だった」卓球騒動で脱臼の韓国主将ソン・フンミン、アジア杯帰還後の“感情”を告白「この瞬間を死ぬまで忘れない」

韓国代表FWソン・フンミンが、所属するトッテナムのファンとチームメイトに感謝を述べた。

キャプテンのソン・フンミンが64年ぶりのタイトル獲得を声高に叫んだアジアカップで、韓国代表は準決勝で格下ヨルダンに0-2の完敗。決勝進出を逃した。

しかもその前日に、食事を早く済ませて卓球に興じていたイ・ガンインら若手グループと、それを注意したソン・フンミンらが衝突。揉み合いの中で、指を脱臼していた事実も明らかになった。

失意のエースは、クラブに戻って救われたようだ。韓国メディア『世界日報』によれば、トッテナムの公式YouTubeに出演したソン・フンミンは、「アジアカップの後、まだとても大変で痛みを伴う状況だったけど、(ブライトン戦で)ホームのファンがとても歓迎してくれたとき、本当に信じられないほどの感情になった」と語った。

「その時、試合が望まない方向に進んでいる状況だったけど、出場する前にウォーミングアップをする時から拍手をして歓迎してくれた。本当に信じられない感じだった。予想していなかった盛大な歓迎を受け、まるで家に帰ってきたような気がしたよ」

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やはり、感情はボロボロだったようだ。「僕の人生で最も大変な一週間だったけど、皆さんが僕をまた幸せにしてくれて、盛り上げてくれた。この瞬間を死ぬまで忘れないだろう」と打ち明けている。

「チームメイトがとても恋しかった。重要な時期にチームを離れてすごくバツが悪かったけど、代表チームも僕の一部だとし、復帰した時、僕が求めていた抱擁をトッテナムの選手たちがしてくれて本当に良かったよ」

そのブライトン戦で、ソン・フンミンは後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールをアシスト。ファンや同僚の思いに応えてみせたのだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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