トラウトが大谷翔平について語る「多くの人に“オオタニはどこに行くんだ?”って聞かれたよ」24年のエンジェルスは若手に期待

ロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウトが、かつてのチームメイトの大谷翔平について語った。

チーム専門メディア『Halo Hangout』は、「ショウヘイ・オオタニがロサンゼルス・ドジャースと10年7億ドル(当時約1015億円)の契約を結んだことについて、多くのファンはトラウトがどう思ったのか疑問に思っていたが、ようやく本人が口を開いた」として、トラウトがポッドキャスト番組で語った内容を伝えた。

トラウトは、大谷が今オフにドジャースに行くのではとシーズン中から思っていたという。「移籍が決まる前まで、多くの人に“オオタニはどこに行くんだ?”って聞かれたよ。私は昨年の1年を通して、ドジャースに行くんだろうなと、なんとなく感じていた」。

実際に大谷はドジャースと契約した。「彼にとっては幸せなことだと思う。あらゆる面でそれに値する選手だからね。これから何が起こるのか見ていきたいと思っているよ」とトラウトは語った。
もうエンジェルスに大谷はいない。それでもトラウトは“ポスト・オオタニ”時代を見据え、とりわけ若い選手たちに期待を寄せている。「とにかく毎日学び、より良くなるように努力してもらいたい。そして、その若いエネルギーをベテラン選手たちが糧にする。いい組み合わせだと思う」と話した。

「若い選手たちはMLBを経験している。昨年はいい時も悪い時もあったが、そこから何かを学ばないといけない。彼らが経験したポジティブな面を土台とし、それを積み重ねていくことができれば、さらなる成功につながると思う。彼らは自分たちの役割を理解している」

トラウトと若手で構成されるチームが、どんな結果を出していくのか。大谷がいなくなったとはいえ、トラウトの奮起や若手の成長は24年シーズンの注目点になりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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