なでしこ緊急招集の北川ひかるが見せる自信、クラブでの結果が糧に「今なら持っているものを出せる」

リラックスした表情を見せるなでしこジャパンMF北川ひかる[写真:©超ワールドサッカー]

急遽の代表招集となったが、なでしこジャパンMF北川ひかる(INAC神戸レオネッサ)は自信を覗かせた。

パリ・オリンピックアジア最終予選の北朝鮮女子代表戦へ向け、13日に始動したなでしこジャパンだが、合流予定だったFW遠藤純(エンジェル・シティFC/アメリカ)が負傷。これを受け、16日には北川の追加招集が発表された。

アルビレックス新潟レディースから今季I神戸へと籍を移し、新天地ではここまで公式戦全試合先発出場とチームの核に。クロス数はWEリーグ最多数を記録し、皇后杯でも2ゴールを挙げるなど、優勝に大きく貢献した。

2022年7月のE-1サッカー選手権以来となるなでしこジャパンへは、17日から合流。約1年半ぶりの代表活動となるが、チームで積み上げてきたものが自信となっているようだ。

「今までの代表活動の中でも、落ち着いて、自信を持ってやれています。今の自分だったら持っているものをここでも出せると思っていますし、北朝鮮との試合にも関わっていけるようにしっかりと準備したいなと思います」

その北朝鮮とは、北川も2017年のE-1選手権で、出場こそなかったものの、優勝を懸けて北朝鮮と対戦している。やはりタフな印象を持っているようで、プレー強度のみならず、メンタル面でも勝利への執着心が強いと、警戒を強めた。

「激しいタックルや、勝ちにこだわる執念のあるチーム。とにかく勝つためには強い気持ちをぶつけてくるチームだなと思います」

「デュエルで負けないことや、相手が足を出してくるであろうところを、自分が一歩先に触わることなど、状況判断において常に先を読んでやっていかなくてはと思っています」

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