マルシェで復興後押し 高岡でチャリティー企画 伏木などの14店販売

飲食店で買い物する来場者=新高岡駅南口公園

  ●プロ野球選手グッズ競売も

 能登半島地震の被災者を支援するチャリティーマルシェは17日、新高岡駅南口公園で開かれ、地震被害の大きかった伏木地区の飲食店などがテントを並べた。プロ野球選手らのグッズオークションも行われ、売り上げは全額寄付された。

 一日でも早い復旧復興につなげようと、日本海リーグ・富山GRNサンダーバーズと高岡商工会議所青年部OBらが企画した。

 14店がカレーや野菜、雑貨などを販売し、昼時は多くの人でにぎわった。伏木以外の店は売り上げの一部を寄付した。ステージでは伏木出身で県音楽療法協会員の林真夕さんら4人のコンサートや、サンダーバーズ新入団選手によるトークショーなどが行われた。

 オークションには、元サンダーバーズの阪神・湯浅京己投手やロッテ・和田康士朗外野手のグッズ、吉岡雄二監督と同じ帝京高OBで親交のあるタレント石橋貴明さんのサイン入りユニホームなどが出品。最高落札額は石橋さんのユニホーム8万8888円だった。

 サンダーバーズの永森茂社長は「被災地のために何かしたいという人を動かすきっかけになれた。ここからさらに支援の輪が広がればうれしい」と話した。

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