レヴァークーゼンが32戦無敗に! バイエルンのブンデス記録に並ぶ…アドリは1G1Aを記録

ブンデスリーガ第22節が17日に行われ、ハイデンハイムとレヴァークーゼンが対戦した。

前節は11連覇中の“絶対王者”バイエルンに3-0で快勝した首位レヴァークーゼン。優勝争いの直接のライバルとの勝ち点差を「5」に広げ、初のマイスターシャーレ獲得に大きく前進した。リーグ戦3連勝を目指す今節の対戦相手はハイデンハイム。現在9位ながらも、今シーズンはバイエルンと2-4の撃ち合いを演じ、シュトゥットガルトやドルトムントといった上位勢相手にも勝ち点を獲得している。

試合は序盤からレヴァークーゼンが主導権を握る。11分には左サイドの敵陣深くでボールを収めたアレハンドロ・グリマルドがゴール前へグラウンダーのクロスを供給し、逆サイドからジェレミー・フリンポンが走り込んだが得点ならず。28分、中央で縦パスを引き出したフロリアン・ヴィルツがボックス内へスルーパスを供給。パトリック・シックが抜け出したものの、相手GKの飛び出しに阻まれシュートまで持ち込めなかった。

ボール保持率を高めながらも得点を奪えずにいたレヴァークーゼンだったが、前半終了間際に先制に成功する。45+2分、中央で起点を作ったヴィルツが左へ展開すると、これを受けたアミン・アドリはドリブルでボックス内左へ侵入。グラウンダーで折り返したボールにフリンポンが左足で合わせてネットを揺らした。前半はこのままレヴァークーゼンの1点リードで折り返す。

後半もレヴァークーゼンが優位に試合を進める。61分、シックのパスを受けたフリンポンが右から仕掛けて際どいシュートを放つと、77分には途中出場のボルハ・イグレシアスが起点を作り、最後はヴィルツが至近距離からフィニッシュに持ち込む。決定的な形を作ったものの、右足で放たれたシュートは惜しくもクロスバーを直撃し、追加点とはならなかった。

81分、最終ラインからボールを引き取ったグラニト・ジャカが前方へ鋭いパスを送ると、バイタルエリア中央でこれを収めたのはヴィルツ。相手DFの裏をかく絶妙なスルーパスを通すと、ボックス内中央に抜け出したアドリがワンタッチでGKを外し最後は左足で冷静に流し込んだ。2点ビハインドとなったハイデンハイムは86分、FKの流れからティム・クラインディーンストがヘディングシュートを叩き込み1点を返すも反撃もここまで。

試合は1-2で終了し、レヴァークーゼンが3連勝を達成。今シーズンの無敗記録を「32」まで伸ばした。これは2019年から2020年にかけてのバイエルンと並ぶブンデスリーガ記録となっている。次節は24日に行われ、ハイデンハイムはアウェイでウニオン・ベルリンと、レヴァークーゼンはホームでマインツと対戦する。

【スコア】
ハイデンハイム 1-2 レヴァークーゼン

【得点者】
0-1 45+2分 ジェレミー・フリンポン(レヴァークーゼン)
0-2 81分 アミン・アドリ(レヴァークーゼン)
1-2 86分 ティム・クラインディーンスト(ハイデンハイム)

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