ソシエダ指揮官、久保建英が謝罪した失点に激怒した「理解できない」発言を釈明。「チーム全体に対するメッセージだった」

自身の厳しい発言を釈明した。

久保建英が所属するレアル・ソシエダは2月14日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16第1レグで、フランス王者パリ・サンジェルマンと敵地で対戦。0-2で敗れた。

前半は互角以上のパフォーマンスを見せていたソシエダにとって痛恨だったのが、58分に献上した先制点だった。

右SBアマリ・トラオレが怪我の治療のためにピッチの外に出ていたため、1人少ない状況で、CKから敵DFマルキーニョスに当たったボールをファーサイドにいたキリアン・エムバペ押し込まれたのだ。この場面では、久保が敵エースのマークを外してしまっていた。

久保本人が試合後に「僕のミス。罪悪感を感じる」と謝罪したこの失点について、ソシエダのイマノル・アルグアシル監督は試合後に怒りを露わにし、次のように発言した。

「チームがコーナーキックを受けようとしていた時にフィールドを去らなければならなかった選手が、なぜ病院に行かないのか理解できない。選手が1人少なくなってチームを離れるとしたら、それは病院に行かなければならないからだ」

要は病院に行くほどの怪我でなければ、ピッチを離れるなと叱責したのだ。

【動画】「僕のミス」と久保が謝罪。ソシエダ指揮官が激怒したエムバペの先制点
スペインのラジオ局『CADENA SER』によれば、現地18日に開催されるマジョルカ戦の前日会見で、アルグアシル監督はこの発言についてこう真意を説明している。

「あのメッセージはトラオレに対するものではなく、チーム全体に対するものだ。ロッカールームで言ったことと同じだ。そこからセカンドレグの勝利が始まるんだ」

指揮官は「アマリなら問題ない。彼は私が満足していること、私にとってとても重要な存在であると分かっている。素晴らしい契約ができて幸運だし、彼が我々と一緒にここにいてくれてとても満足で、非常に感謝している」と言葉を続けている。

決して、個人を批判したわけではないと強調した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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