群馬・伊勢崎市の排水水質問題 河川2地点で有害物質が基準値下回る 

 群馬県伊勢崎市柴町にある工場の排水から基準値を超える有害物質が確認された問題で、関東地方整備局は17日、排水が流入する河川の2地点で水質調査した結果、いずれも基準値を下回ったと発表した。

 16日、排水が流入する車川の下流に当たる広瀬川・韮(にら)川合流点下流(中島橋)と利根川(上武大橋)の2カ所で採水し、発がん性があるとされるジクロロメタンなど三つの物質について調査した。

 調査で基準値を下回ったものの、同局は原因の調査が続いていることから、周辺の川に入らないよう呼びかけている。

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