毎年「ねこのきもち」本誌で実施している「ニャ論調査」。今年は猫の健康・お世話にスポットを当て、1427人の飼い主さんにアンケート調査を実施しました(※)。今回はそのなかから、猫の食事に関する調査結果をピックアップしてご紹介。獣医師の小林清佳先生に詳しく解説していただきました。
※「ねこのきもち作り隊」281人と「ねこのきもちアプリ」にて飼い主さん1146人からとったアンケート結果を集計。複数飼いの場合は1匹を選択して回答。
※回答した飼い主さんの愛猫の年齢:0~1才(24%)、2~7才(54%)、8~13才(14%)、14才以上(7%)、わからない(1%)
フードボウルと自動フード供給機、どっち派?
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
まずは「据え置きのフードボウルと自動フード供給機、どちらを使っていますか?」という質問の結果をご紹介します。
据え置きのフードボウルと自動フード供給機、どちらを使っていますか?
- 据え置きのフードボウル:82%
- どちらも使っている:12%
- 自動フード供給機:6%
1日にフードを与える回数は?
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
次にご紹介するのは、「1日に何回、フードを与えていますか?」という質問の回答です。
1日に何回、フードを与えていますか?
- 2回:46%
- 3回:28%
- 4回:15%
- 5回以上:9%
- 1回:2%
フードは量って与えている?
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「フードを量って与えていますか?」という質問では、以下のような結果が明らかになりました。
フードを量って与えていますか?
- 量って与えている:59%
- 目分量で与えている:41%
ベストなフードの与え方は?
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
最後に、小林先生によるアンケート結果の解説とアドバイスをご紹介します。
据え置きのフードボウルはお手入れが簡単なことなどから、多数派になったのでしょう。
本来、猫は必要なカロリーを取るために小さい獲物を1日に数回狩って食べていたため、少量を数回に分けて食べる方法が向いています。その面では、与える量や回数を設定できる自動フード供給器は強い味方といえますね。
いずれの場合も、肥満予防や食欲増減を把握するために、なるべくフードは量って与えるとよいでしょう。
小林先生によると、猫の食事は「小分けがベター」とのこと。愛猫の健康を守るためにも、適切な量とタイミングで食事をあげてくださいね。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2024年1月号『今年は1427人の健康管理の実態が明らかに! ニャ論調査2024』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。