福井駅にゆるキャラ集合 糸魚川市など沿線自治体 大糸線エリアPR 北陸新幹線延伸開業見据え

ゆるキャラは左奥から糸魚川市の「ぬーな」、長野県小谷村の「たりたりOTARI」、新潟県の「トッキッキ」、長野県の「アルクマ」

大糸線活性化協議会(会長・米田徹糸魚川市長)は17日、福井県の福井駅東口観光交流センター1階屋内広場で、JR大糸線沿線のPRイベントを行った。沿線自治体のゆるキャラたちが登場し、大糸線エリアの魅力を北陸で広く発信した。

3月16日に予定されている北陸新幹線の敦賀延伸開業を見据え、開業後の誘客を図る目的で実施した。

ゆるキャラは糸魚川市の「ぬーな」、長野県小谷村の「たりたりOTARI」、新潟県の「トッキッキ」、長野県の「アルクマ」が登場。それぞれ担当職員とステージに立ち、各地域の特色や魅力をアピールした。来場した子どもとの記念撮影に応じるなどして、場を盛り上げるシーンも目立った。

沿線の特産品や大糸線グッズが当たるガラポン大会では、当日抽選券を福井駅コンコースで配布。同駅を訪れた幅広い世代が続々と参加し、長蛇の列を作った。

このほか、「沿線地酒の利き酒大会」や「こども制服・制帽」での記念撮影、観光パンフレットの用意、沿線の特産品販売など盛りだくさん。福井県大野市の男子小学生(12)は、「北陸新幹線が敦賀まで延伸したら、機会があれば糸魚川に行ってヒスイ探しがしたい」と笑顔で話した。

同協議会では、今月上旬に鉄道博物館(さいたま市)でえちごトキめき鉄道と合同で実施したイベントでも、各種催しで大糸線をPRした。同協議会事務局の糸魚川市都市政策課は「今後も機会があればPRの場所を設けていきたい。敦賀延伸を踏まえれば、特に西の方でのPRに力を入れていく必要がある」と今後を見据えた。

沿線自治体の特産品や大糸線グッズが当たるガラポン大会(手前)は盛況。幅広い世代で行列ができた

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