青森県十和田市の法奥小学校の児童たちが8日、ライトアップされた氷瀑(ひょうばく)を鑑賞し、地元の冬ならではの自然の美しさと迫力を満喫した。
「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」(掛川暢矢総支配人)が、宿泊客を対象に行っている氷瀑ライトアップツアーの体験会に招待。4~6年生の児童7人とその保護者や家族らが参加した。同ホテルからバスで名所「馬門岩」へ。3基の発光ダイオード(LED)からの光に、巨大な岩肌一面にそそり立つ氷柱が闇に浮かび上がると、児童たちは「わあ、きれい」と歓声を上げた。
川村蓮翔(れんと)君(6年)は「氷に光が反射して、ガラスの塊のようで幻想的だった」、漆坂夏菜(なな)さん(4年)は「学校の授業で見た昼の氷瀑も良かったけど、夜もきれいだった」と語った。
同ツアー今季で7年目。案内役を務めた同ホテルの渓流コンシェルジュ・小林信輔さんによると、今季の氷瀑は年始に気温が緩んだため、大きさは普段より2割減といったところだが、少し解けて再び凍ったことで例年より透明感が増しているという。小林さんは「毎年、その年ならではの表情を見られるのが氷瀑の魅力」と話している。