青森ワッツHC解任 高原氏「申し訳ない」/ブースターは感謝/プロバスケB2

 「契約書における禁止事項抵触」を理由に、今季途中でワッツのヘッドコーチを解任された高原純平氏(43)が17日、自身のX(旧ツイッター)を更新。「最後まで一緒に闘えなくなって申し訳ありません」とブースターに謝罪した。

 更新は17日の試合前。強敵A千葉戦を念頭に「チーム、選手は今日一つの山場を迎えます! 皆さんの後押しお願いします」と応援を呼びかけ「本当に皆さんにはお世話になりました ありがとうございました」と思いをつづった。

 ブースターの多くは、就任した昨季にチームをBリーグ発足後初のプレーオフに導き、今季も現時点で東地区3位と好位置につけた高原氏をねぎらい、チームへの変わらぬ応援を誓った。

 青森市の公務員川口裕美子さん(50)は、高原氏が最後に指揮を執った前節の神戸とのアウェー戦も現地で観戦。2連勝直後の解任に「なんで?」と切なさを浮かべつつ「ぺいさん(高原氏)は、攻守の切り替えが速く、目の離せない展開が多い、プロらしいバスケを見せてくれた。さみしい」と感謝した。

 同市の会社員町田賢一さん(56)は「(解任は)本当にびっくりしたが、高原さんは昨季ワッツをプレーオフに連れて行ってくれた。体制が変わってもプレーオフを目指してほしい。もちろん応援する」と話した。

© 株式会社東奥日報社