きょう（日）は近畿や東海を中心に雨雲のかかっている所もあるが、全国的には晴れている所が多く、広い範囲で春本番を思わせる陽気になっている。ただ、あす（月）は前線や湿った空気の影響で広い範囲で雨となる見込み。南風で気温が高くなるため、雪の多い地域はなだれや、土砂災害などに注意が必要だ。ただ、週の後半は各地で冬の寒さが戻るため、気温の変化に注意が必要となる。また、今週は前線の影響で、西日本や東日本を中心に雨の日が多くなる見込み。

あす（月）雨や風強まる　南風で気温高く

　あす（月）は、前線の影響で西から雨の範囲が広がって、夕方以降は東日本や北日本も広い範囲で雨となる見込み。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、雷を伴って雨脚の強まる所もありそうだ。全国的に南風が強まるため、沿岸部は横なぐりの雨に注意が必要となる。週明けは暖かな空気が流れ込み、全国的に気温が高くなる見通し。あす（月）は、札幌で14℃まで上がり、2月としては記録的な高温となる可能性がある。金沢も21℃と、5月上旬並みとなりそうだ。気温も高く雨も降るため、雪の多い地域では、なだれや雪解けによる土砂災害、洪水などにも注意が必要となる。

火曜日は北風に　週末は寒さ戻る

　ただ、火曜日になると日本海側から北風に変わる見通し。日本海側を中心に、最高気温が高めの所も日中はどんどん気温が下がっていくため、服装選びに気をつけたい。日中は南風が吹く関東は、東京で22℃と5月上旬並みの暖かさとなるが、夜には北風に変わる予想。
　週の後半は各地で冬の寒さが戻り、週末は関東など、真冬並みの寒さになる所もありそうだ。今週も気温の変化が大きくなるため、体調を崩さないように注意したい。

西～東日本　前線の影響でぐずつく

　また、週の後半にかけても前線の影響で西日本や東日本はぐずついた天気となり、木曜日ごろにかけては大雨となるおそれがある。週末にかけても太平洋側は雨雲がかかりやすく、関東も気温の下がる時間帯には雪のまじる可能性がある。寒暖差や最新の予報にも注意が必要だ。

（気象予報士・及川藍）