ウルブスにまたも敗戦のトッテナム、ポステコグルー監督がチームの現状に苦言「望んでいるレベルに全く達していない」

ウルブス戦を落としたポステコグルー監督[写真:Getty Images]

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が状況の改善を誓った。クラブ公式サイトが伝えた。

17日、1-2の逆転負けを喫した前回対戦のリベンジを果たすべく、プレミアリーグ第25節でウォルバーハンプトンをホームに迎えたトッテナム。前半終盤に先制を許す展開となるも、後半立ち上がりにスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキの技ありゴールで追いついたが、63分にロングカウンターから勝ち越しゴールを決められ、再び1-2で敗戦となった。

ポステコグルー監督は試合を振り返り、支配しながらもチャンスを活かすことができなかったとコメント。ポゼッション率を高めてからどうするかが課題だと見解を示している。

「前半は十分ゲームをコントロールしていたが、脅威やダイナミックさが足りず、ウルブスが快適に試合を進めることを許してしまった。それから彼らがゴールを決めて後半に入った。我々は早い段階でゴールを決め、圧倒して彼らを追い詰めたが、決定的な場面をものにすることができなかった。彼らが2点目を奪ったことで、我々にとっては難しくなった」

「ウルブスのようなチーム相手にポゼッションで支配するのは簡単だ。なぜなら彼らはそこにこだわっていないからだ。しかし、そこからどうするかが勝負だ。特に前半はあまり自信を持ってプレーできなかった。試合に勢いが出てきて、相手を懲らしめようとする時、そういった部分をもっと良くする必要がある」

また、ポステコグルー監督はまだまだチームが求めているレベルにないとも主張。EFLカップ(カラバオカップ)決勝を戦うチェルシーとの次節が延期のため、3月2日の第27節クリスタル・パレス戦に向けて少しでも修正すると語った。

「ハードワークを続けるしかない。すぐに解決できることではない。それが現状だ。我々は毎週ハードワークをしている良いチームだが、望んでいるレベルに全く達していない。そのレベルに引き上げられるかどうかは私次第だ。次の試合への準備期間が2週間あるから、その時間を有効に使わなければならない」

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