チェルシー、FWオシムヘン獲得へ契約解除金214億円を用意? PSG参戦で早期決着を望む

チェルシーは、ナポリに所属するナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンの獲得に関心を示しているようだ。16日、イタリア人記者ルディ・ガレッティ氏が自身の『X』で報じた。

現在25歳のオシムヘンは、2020年9月にナポリのクラブ史上最高額となる移籍金7500万ユーロ(約121億円)でリールから加入。2022-23シーズンはセリエAで26ゴールを挙げて得点王に輝き、ナポリを33年ぶりのリーグ優勝に導いた。今季は負傷やアフリカ・ネーションズカップ参加の影響、そしてチーム自体が不振に喘ぐなか、同選手は公式戦18試合の出場で8得点を記録している。

そんなオシムヘンは昨年12月、ナポリとの契約を2026年6月30日まで延長した。ただ、イタリア国外のクラブに対してのみ適用される1億3000万ユーロ(約214億円)の契約解除金が設定されており、同選手は今シーズン終了後の退団が噂されている。

一方、フィニッシャー不足に頭を抱えるチェルシーはかねてより、オシムヘンを2024年夏の移籍市場におけるメインターゲットに設定していた。しかし、フランス代表FWキリアン・エンバペの退団が濃厚となったパリ・サンジェルマン(PSG)がその代役としてオシムヘンをリストアップし、同選手の去就には注目が集まっている。

報道によると、チェルシーはPSGとの争奪戦が本格化する前にオシムヘンを確保したいと考えており、契約解除金を満額支払うことも厭わない模様。同クラブは近日中にナポリとの話し合いの場を設け、支払い方法についての交渉を行いたいようだ。

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