復興、能登と共に歩む 達増知事が地震・津波被害の地域を視察

津波被害に遭った白丸地区を視察する達増知事(右)=17日、石川県能登町

 【石川県能登町で報道部・稲垣大助】能登の復興へ共に―。達増知事は17日、能登半島地震で被災した能登町を初めて視察した。津波や地震で大きな被害を受けた地域を巡って現状を確認。集中的に支援するパートナー自治体として東日本大震災の教訓を生かし、復旧復興を後押しする考えを伝えた。 

 同町宇出津の町役場を訪れ、大森凡世(かずよ)町長から現地の状況について説明を受けた。本県からは1月中旬以降、県と市町村の職員が常時計10人以上派遣されて住家被害の認定調査などに当たっており「震災の際は全国に支援をお願いした。自力では救助から復旧復興に進めないため、国にどんどん要請するほうがいい」と助言した。

 復旧が本格化する中、大森町長は「職員が少なく、私たちだけではどうしようもできなかった」と支援に感謝した。

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