みちのく潮風トレイル、日本で訪れるべき14選に 英紙タイムズ

 

 英紙タイムズは「日本で訪れるべき場所14選」と題した記事を掲載し、4カ所目に岩手県沿岸部を含む「みちのく潮風トレイル」を取り上げた。壮大な海岸風景と温かいコミュニティーに触れながら、東日本大震災について学べると紹介。地元関係者は誘客の弾みになると期待する。

 潮風トレイルは八戸市と福島県相馬市を結ぶ全長1025キロの自然歩道で、環境省が復興支援の一環で整備した。ウェブサイトに掲載された1日付の記事は「素晴らしい景色を提供するだけでなく、復興中のコミュニティーへの懸け橋になっている」と紹介。

 刺し身を食べたり宿泊することで復興支援ができるとし「歩くペースを落とすことで人々や地域との触れ合いも生まれる。震災の博物館でも、地元の居酒屋でも、2011年に何が起きたのか深い話を聴けるはずだ」と続けた。

© 株式会社岩手日報社