ブレックス、キャンペーンにNFT活用 宇大OB創業のシンシズモと連携 公式LINEアカウント紹介者に特典

宇都宮ブレックスのロゴ

 宇都宮大の卒業生らで創業した情報通信業のベンチャー企業・シンシズモ(東京都港区、赤川英之(あかがわひでゆき)社長)は18日までに、バスケットボールB1の宇都宮ブレックスが実施する公式ラインアカウントの新規友だち紹介キャンペーンに、「非代替性トークン(NFT)」と呼ばれる技術を活用したサービスを提供したと発表した。キャンペーン特典の引換券やプレゼント用デジタルフォトなどの提供を、複製や改ざんを不可能にする技術・NFTで支援する。

 シンシズモは、2019年に宇都宮大の学生4人で結成した同名のクリエーティブ集団が前身。地域デザイン科学部卒の赤川社長らが2022年、企業として設立した。前身の時代から、大谷地下採掘場跡の3Dスキャンに取り組むなどし、現在、LINE(ライン)でNFTの技術を使ったチケットなどの配布や販売を完結させる「キリフダ」を軸に事業展開をしている。

 ブレックスのキャンペーンもキリフダを活用。参加者はライン上のキャンペーンメニューを通じ、友だちにブレックス公式アカウントへの登録を呼びかけ、紹介した人数に応じて特典がもらえるシステム。紹介人数が1人ならオリジナルデジタルフォト、5人ならブレックスアリーナで使える1千円相当のクーポンがもらえる。

 紹介人数が10人の参加者には、抽選で10人に試合後の選手と2ショットで撮影する権利が付与される。当選した場合、撮影日時は、4月6日の秋田戦から同21日のアルバルク東京戦の間で調整される。

 紹介が送られてきた人には、1千円分のクオカードが贈られる。ただし2023-24シーズンのホームゲーム会場での引き渡しとなるため、観戦チケットが必要。1人1枚まで。

シンシズモのロゴ

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