出番減少のモドリッチ、今夏のマドリー退団が有力か…控えのまま残留は頭になし

序列が下がっているモドリッチ[写真:Getty Images]

レアル・マドリーのクロアチア代表MFルカ・モドリッチが現状に少なからず不満を抱いているようだ。スペイン『Relevo』が報じた。

2012年8月からマドリーに在籍し、数々のタイトルを手にしてきたモドリッチ。個人としても2018年にバロンドールを受賞するなど輝かしい日々を過ごしてきた。

しかし、サウジアラビアからの関心もあった中、マドリーとの契約を1年延長して迎えた今シーズンは出番が減少。カルロ・アンチェロッティ監督は18日のラージョ・バジェカーノ戦を前にした会見で、「モドリッチとは1カ月前にこの問題について話したし、私たち2人の間では全てが明確になっている」とコメントした。

一方、シーズン開幕直後に「僕の残留の唯一の条件は、これまでと同じように競争力のある選手として扱われること」と話していたモドリッチは、こういった約束が守られていないと感じ、落胆しているとのこと。自分がベンチを温めているのはパフォーマンスの問題以上に、クラブの若手重視の方針による影響が大きいと考えているようだ。

また、この38歳はピッチ上においても重要な存在のままマドリーを去りたいと考えていた模様。夏のユーロ2024を終えた後も現役を続ける場合、現在の役割のままもう1年マドリーにとどまるという選択肢は頭にないようだ。

© 株式会社シーソーゲーム