「悲しい曲を流さないで!」妖精ザギトワがインタビュー中に突然号泣するハプニング!いったい何が起こった!?

先週末にロシア国内で行なわれたのが、フィギュアスケートの国内競技大会「スパルタキアード」だ。2018年の平昌五輪・女子フィギュアスケートで金メダルに輝いたアリーナ・ザギトワはライブ中継するテレビ局のレポーターとして登場。演技を終えたロシアのトップスケーターたちへのインタビューに大忙しだった。

そんななか、とある選手の取材時にザギトワが号泣するハプニングが起こる。スポーツメディア『Sport24』によると、「前日に現役引退を発表したアレクサンドル・サマリンにザギトワが話しかけた。『シューズを脱ぐ決意をしましたが…』と言いかけたところで涙が止まらなくなったのだ」と説明。「少し時間を置いて気を取り直し、ティッシュで涙を拭いながら、『もう、こんな悲しい曲を流さないで!』とBGMに文句を言い、『もっと楽しい曲を流してください』と注文して周囲を笑わせた」という。

25歳のサマリンは2019年の欧州選手権で銀メダルに輝いた実力者。ザギトワよりも4つ年上だが、同じロシア代表として数多くの国際大会で共闘していただけに、良きお兄さんの引退に感慨深いものを感じたのかもしれない。
ちなみにザギトワは丸3年間に渡って公式大会に出場しておらず、アイスショーなどで切れのあるスケーティグを披露しているが、いまだ現役引退を正式表明していない。大学でジャーナリズムを学びながら、司会やモデル、タレント業にも精を出すなどマルチな才能を示し、ロシアのエンタメ界になくてはならない存在になりつつある。

構成●THE DIGEST編集部

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