二十四節気の一つ「雨水(うすい)」(19日)は次第に暖かくなり、降る雪が雨に変わる頃とされる。県内は18日、全般に4月中旬から下旬並みの陽気となり、2月の観測史上で最高気温を記録した所もあった。
山形地方気象台によると、午後5時までの最高気温は山形17.8度、酒田17.7度、鶴岡18.4度、金山13.4度、庄内町狩川16.8度、最上町向町15.8度、高畠17.7度、米沢17.5度など。同気象台の22観測地点のうち山形、金山、狩川、向町、高畠、米沢の6地点で2月の観測史上最高となった。
山形市の文翔館では、生け垣のカンツバキの赤い花が数多く開いていた。
陽気、名峰くっきり
米沢市の天元台高原からは、眼下に広がる置賜盆地と北方に広がる月山、その右奥に位置する鳥海山の眺望が楽しめた。ロープウエーを運営する「天元台」の峰松宏輔さん(35)は「ここまでくっきりとしているのは珍しい」と話し、訪れた人は「こんなにきれいに見えるのか」と感嘆していた。