ナワリヌイ氏死亡、ロシアは状況説明を G7外相要求

[ミュンヘン 17日 ロイター] - 主要7カ国(G7)は17日、ドイツのミュンヘンで外相会合を開催し、ロシアの反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏が収監先で死亡したことについて、死亡を巡る状況を完全に明らかにするようロシア当局に求めた。

議長国イタリアは声明文で「合法的な政治活動や汚職との闘いのために不当に刑に処せられたナワリヌイ氏の死に憤りを感じる」とした。

また中東情勢について、パレスチナ市民がパレスチナ自治区ガザから強制的に移住させられるリスクや、イスラエル軍がガザ最南部ラファに侵攻した場合の市民らへの人道上の影響を憂慮していると表明した。

声明文で「ガザの壊滅的な人道危機、中でもラファに避難している150万人の市民の窮状に対処するための緊急行動を呼びかける。イスラエルが同地域においてさらに本格的な軍事作戦を展開した場合に、市民が壊滅的な打撃を受ける可能性があることを深く懸念する」とした。

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