これは私に起きた偶然のようで必然のような、ちょっと驚く話です。
はじめての妊娠で流産をしてショックで落ち込んでいたとき、よく当たる占いで流産した赤ちゃんとは違う形で必ず出会えると慰められたのですが……。
はじめての妊娠そして流産
私が結婚して、そろそろ子どもが欲しいなと思っていたときの話です。
そんな矢先、ついに私たち夫婦の元にも赤ちゃんが来てくれたのです。
はじめての妊娠にドキドキして身体も大事にしていたのですが、急な腹痛と出血があり、
赤ちゃんは残念ながら初期の自然流産となってしまいました。
初期の流産は誰にでも起こりうることで、お母さんのせいではないと病院でも言われましたが、
せっかく来てくれた赤ちゃんを守ってあげられなかったと、私はしばらく落ち込んでいました。
気持ちを切り替えるため占いへ
なかなか立ち直れずにいた私は、気持ちを切り替えるために当時時々訪れていた占い師さんの元を訪ねました。
流産の経験を伝えると、妊娠5週目で流産した赤ちゃんは男の子で、私とは必ず違う形で生まれ変わって出会えると言われました。
ただの慰めでもその時の私はその言葉に救われました。生まれ変わりを信じていたわけではありませんが、また赤ちゃんを迎えたいという前向きな気持ちになれました。
その後妊娠出産
ほどなくして二度目の妊娠がわかり、順調な妊娠生活の末待望の我が子を抱くことができました。
赤ちゃんは女の子だったので、あの時占いで言われた「生まれ変わりってどういう意味だったのだろう?」くらいに思っていました。
同じ頃、私の実妹の妊娠も発覚し、二重の喜びでいっぱいでした。
妹の出産予定日を聞いてびっくり!
妹に何気に出産予定日を聞いた私は、思わず「えっ!!」と声をあげてしまいました。
忘れもしない私が流産したその日と全く同じ日だったのです。
こんな偶然ってある? と思いながら、妹の出産予定日を楽しみにしていました。
妹は出産予定日ピッタリのその日に、元気な男の子を無事出産しました。
私の甥っ子として生まれたその赤ちゃんは、驚くことに成長するにつれ顔も私にそっくりだったのです。
もちろん甥っ子なので、そういうこともあるとは思います。ですが、私にはただの偶然には思えず、大きくなった今でも、我が子同様に甥っ子を溺愛しているのは言うまでもありません。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Kumi.M