“大谷グラブ”で野球しようぜ! 日光・足尾小中の児童がゲーム体験

野球ゲームを楽しむ児童ら

 【日光】米大リーグの大谷翔平(おおたにしょうへい)選手が全国の小学校に贈ったグラブが届いたことを受け、足尾小中学校で16日、野球をイメージしたゲームが体育館で行われた。

 大谷選手からグラブ3個と共に「野球しようぜ」のメッセージが届いたことを受け、同校では活用方法を検討してきた。

 少子化により団体スポーツの経験が少ない同校児童でも気軽に野球を体験してもらおうと、テレビ番組で企画される「リアル野球盤」をイメージしたセットを体育館に設け、軟らかいバットとボールを使った遊びを企画した。

 ゲームには2~6年の児童18人が参加。ヒットやアウトなどと表示した卓球のフェンスを外野に並べ、打球がどのフェンスに到達したかで打撃の結果を決めた。フェンスを越えた場合はホームランとした。

 子どもたちは真剣な表情で打席に入り、一生懸命にバットを振った。ヒットが出るたびに、会場からは大きな歓声が上がった。

 攻撃側ではないチームは大谷選手から贈られたグラブを使い、キャッチボールなどを楽しんでいた。6年の金子絢愛(かねこあやか)さん(12)は「小学生みんなでやれて楽しかった。これから大谷選手のグラブを使ってボールをキャッチできるようになりたい」と話した。

野球ゲームの会場で、大谷選手から贈られたグラブを手にする児童

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