石川県は19日、輪島市の奥能登総合事務所4階に能登事業者支援センターを開設した。中小企業診断士や行政書士、社会保険労務士ら15~20人が常駐する。午前10時の開設とともに相談の電話が殺到した。
センターは7ブースが設けられ、土日・祝日を除く午前10時~午後5時に開かれる。電話相談=076(826)2380=も受け付ける。全国の商工会・商工会議所の応援員も常駐し、なりわい再建支援補助金・持続化補助金の申請サポートも行う。
会場を訪れた輪島市杉平町の漆器工房「輪島キリモト」の七代目桐本泰一さん(61)は木工機械が倒れたり、木材料が痛んだりした被害を相談し、「補助金を使い分けることが大切だと教えてもらえた。本当に助かる」と話した。
21日以降、能登の3市3町で順次、事業者支援施策説明会を開く。