「あれはバイエルンではない」浅野に被弾などで9年ぶり3連敗…ノイアーが嘆き。ゴレツカも「終わらないホラー映画のよう」

現地時間2月18日に開催されたブンデスリーガ第22節で、トーマス・トゥヘル監督が率いるバイエルン・ミュンヘンは、浅野拓磨を擁するボーフムと敵地で対戦。14分にジャマル・ムシアラが先制点を挙げるも、浅野に同点弾を叩き込まれたのを皮切りに3失点。その後の反撃は、87分にハリー・ケインが奪った1点に留まり、2-3で逆転負けを喫した。

これで前節のレバークーゼン戦(0-3)、チャンピオンズリーグのラツィオ戦(0-1)に続いての黒星。ジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)時代の2015年5月以来、9年ぶりの公式戦3連敗となった。

クラブ公式サイトによれば、絶対的守護神でキャプテンのマヌエル・ノイアーが試合後にインタビューに対応。ブンデスリーガ11連覇中の王者からは程遠い姿に、不甲斐なさを露わにした。

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「主導権を握っていたし、最初はビッグチャンスで相手にプレッシャーをかけていた。試合の長い時間、我々は良くやっていたし、その点は自分たちを褒めるべきだ。しかし、3失点を喫したように、自分たちが崩れてしまうような真似は許されない。あれはFCバイエルンではない」

また、ムシアラの先制点をアシストしたレオン・ゴレツカは、「終わらないホラー映画のようだ。今は全てが僕らに不利に働いている。信じられないほど奇妙な気分だ」と口に。自滅を認めた。

「試合の入りは良かった。でも最初の30分で勝利に限定してしまうと、少し愚かな気分になってしまう。最後は全てを出し切った。あらゆる手を尽くして1点を返したが、この結果を説明するのは難しい。結局、個々のミスが多すぎた。ここ数週間、シンプルにそういうミスが多すぎる」

無敗で首位を快走するレバークーゼンとの勝ち点差は8に拡大。12連覇とトゥヘル政権に黄色信号が灯っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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