富久山卓球クラブ代表の深谷秀三さん 教え子ら受賞を祝福 福島県郡山市の功労者表彰特別表彰

さらなる卓球界の発展に意欲を見せる深谷さん

 福島県郡山市功労者表彰で特別表彰を受けた市内の富久山卓球クラブ代表の深谷秀三さん(80)=県卓球協会名誉会長、市卓球協会長=の祝賀会は18日、市内の郡山ビューホテルアネックスで開かれた。教え子や保護者、協会関係者ら約150人が長年の功績をたたえた。

 市卓球協会とクラブ保護者会の主催。クラブの新卓球場完成から20周年のお祝いも兼ねて開催した。深谷さんはあいさつで「卓球場には数々の思い出がある」と教え子の顔を思い浮かべた。2020(令和2)年に他界した妻房枝さんに触れ、「家内の分まで生きて大好きな卓球と関わっていく覚悟だ」と、さらなる競技振興への貢献に意欲を見せた。

 菊地敏美市卓球協会副会長、川崎誠一クラブ保護者会長、元関本小校長の吉田勝人さん、関本吉田塾の菅野善一さんが功績をたたえた。保護者会などから深谷さんに記念品や花束が贈られた。

 赤木小校長などを務めた深谷さんは1989(平成元)年にクラブを設立し、数々の選手を全国舞台に送り出してきた。卓球台5台を備える現在の卓球場は2004年に完成。現在は幼稚園児から高校生までの約50人が実力を磨いている。

(郡山版)

© 株式会社福島民報社