「もうあの悔しい思いはしたくない」清水・山原怜音 J1昇格へ“超攻撃的”に 狙うは二桁アシスト

今週、いよいよ明治安田Jリーグが開幕します。今季こそJ1昇格を目指す清水エスパルスDF山原怜音選手(24)に、2024シーズンにかける思いを聞きました。

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<滝澤悠希キャスター>
「開幕戦前の調整中、ありがとうございます。まずはエスパルスにとってクラブ史上初めて2年連続でJ2の舞台を戦うことになります。チームの仕上がりとしてはいかがでしょうか」

<清水エスパルス 山原怜音選手>
「本当にもう情報入っているかもしれないんですけど、ここまで本当にハードなトレーニングやってきて、チームとしても、個人としても、コンディションよくここまでこれているので、いよいよ開幕で楽しみだなっていう気持ちです」

<井出春希キャスター>
「山原選手を紹介させていただきます。高校時代はJFAアカデミー福島の一員として、御殿場で過ごしました。SBSカップではアシストも記録しています。

主戦場とするのは、左サイドバックやサイドハーフ、積極的な攻撃参加と豊富な運動量が武器です。今季、副キャプテンにも任命され、J1昇格のキーマンとして期待されています」

<滝澤悠希キャスター>
「今シーズンも山原選手の活躍楽しみですが、サポーターからはよく残ってくれたという声も多く聞かれました。残留の一番の決め手は何だったんでしょうか」

<清水エスパルス 山原怜音選手>
「残留というか、今シーズンも本当にクラブで、この環境でプレーすることは自分自身を必ず成長させてくれると思いましたし、でも、何よりやっぱり2年間プレーしてきた、エスパルスサポーターを悔しい思いをさせてしまっているので、必ず喜ばせたいというその気持ちがやっぱり強かったです」

<滝澤悠希キャスター>
「昨シーズンの終了後の悔しくても、何としても前を向くしかないという言葉が本当に印象的でした。そして、指揮を執るのは今シーズンも秋葉忠宏監督です。新体制の発表では、当たり前のことを徹底的に行う『凡事徹底』を掲げて、鹿児島キャンプでも相当走り込んだということですが、きつかったですか」

<清水エスパルス 山原怜音選手>
「めちゃめちゃきつかったですね」

<滝澤悠希キャスター>
「どれくらいの練習量だったんですか」

<清水エスパルス 山原怜音選手>
「ほとんど毎日、2部練習やってましたし、練習試合も2試合行って、その中でもボールを使わずに走るっていうトレーニングもやっていたので、でも、こういうきついトレーニングを乗り越えたら、必ず何か自信につながって自分自身のプレーにつながると思っているので、そこはすごく、けがなく乗り越えられたのが大きかったんじゃないかなと思います」

「どんな状況でもサポーターと一体となって」

<滝澤悠希キャスター>
「鹿児島キャンプの最終日に行われたジュビロ磐田との練習試合で山原選手は得点にも絡みました。ジュビロとの練習試合、ボランチの宮本航汰選手が最終ラインに下りてきていますが、組み立ての部分で数的優位が作られています。そして、パスを受けた山原選手、ボールを下げずに、速い縦パスを入れます。全員のベクトルが前へと向いて得点が生まれました。まさに全員の攻撃の意識が統一されているように思いますがこのシーンどう振り返りますか」

<清水エスパルス 山原怜音選手>
「秋葉監督になってから、前に速いサッカー、超攻撃的なサッカーっていうのは自分たちの中ですごく心がけていますし、こうやって前に、パスを出せるチャンスがあればどんどん前に出して、結果、シュートチャンスにつながったので、こういったシーンを今シーズンに多く作りたいなっていう思いはあります」

<滝澤悠希キャスター>
「本当に鮮やかな連係プレーでした」

<井出春希キャスター>
「いよいよ開幕する2024年のシーズンですけれども、エスパルスの開幕戦は今週末、2月25日の日曜日、アウェーでロアッソ熊本と対戦します。では、山原選手、開幕戦に向けてそして改めて、J1昇格に向けた意気込みをお願いします」

<清水エスパルス 山原怜音選手>
「昨シーズン、最後の最後でJ1昇格を逃してしまって、でも、もうあの悔しい思いというのはしたくないので、今シーズン、やっぱりいい時も、悪い時もいろいろあると思いますけど、今シーズンスローガン「ONE FAMILY」を掲げているので、どんな状況でもエスパルスサポーターと、一体となって、必ずJ1昇格を掴み取りたいと思っています」

<滝澤悠希キャスター>
「昨シーズンも踏み出せなかったあと一歩、多くの人が期待していると思います。山原選手個人としての目標も教えてください」

<清水エスパルス 山原怜音選手>
「まずはけがをせず、もう全試合に絡むぐらい、それぐらいの意気込みでプレーしたいですし、やっぱりアシストっていうところでまだ二桁アシストをシーズン通してできていないので、二桁アシストを目指したいと思ってます」

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