安部龍太郎さん簡易シャワー贈る 「何か協力を」七尾の避難所に設置

避難所に寄贈されたシャワー=七尾市中島地区コミュニティセンター豊川分館

 北國新聞で歴史小説「銀嶺(ぎんれい)のかなた―利家と利長」を連載中の作家・安部龍太郎さんが、避難所の七尾市中島地区コミュニティセンター豊川分館に簡易シャワーを贈った。七尾出身の画聖長谷川等伯を顕彰する「等伯会」の名誉会長を務める安部さんが等伯会の大林重治会長に連絡し「何か協力したい」と申し出た。

 安部さん側の依頼を受け、インプルーブエナジー(大阪市)が設置した。シャワー室は4カ所あり、同社が金大の廣瀬幸雄名誉教授と共同開発した水素とミネラルを加えた水が出る。

 大林会長は「安部先生の厚意と、多くの人の協力、七尾市の理解があって設置できた。お手伝いできてうれしい」と感謝した。

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