【世界卓球】「しっかり勝ててよかった」とブラジル戦を振り返った早田ひな、インタビュアーの水谷隼氏と掛け合い「今後も水谷さんのようなプレーができたら」

韓国・釜山で卓球の世界選手権団体戦・第4戦が行なわれ、女子の日本代表(世界ランク2位)がブラジル代表(同8位)と対戦。早田ひな、張本美和、平野美宇の五輪内定メンバーのオーダーで臨んだ日本が3ー0のストレート勝ちを収め、グループリーグ4戦全勝で首位通過を決めた。

試合後、一番手として先陣を切った早田ひなは、「絶対に取らないといけないと思っていたので、しっかり勝ててよかった」と語り、相手選手がバックのペンで異質のラバーだった点には、「最初はちょっと軌道だったり、タイミングがちょっと合いにくいなと思ったが、途中からそれにも慣れてきて、自分がやりたいようなプレーができた」と振り返った。

インタビュアーの水谷隼氏(元日本代表)が、「3ゲーム目に素晴らしいラリー戦を制した。試合を楽しんでいるように感じた」と話を振ると、「ああいうプレーは私としても好きですし、今後も水谷さんのようなプレーができたら、と思っています」と笑顔を見せた。水谷氏は「思っていなくても、ありがとう(笑)」と返答して早田の笑いを誘った。
2戦目に登場した張本美和は、第1ゲームに4―9と先手を取られるなど苦しい立ち上がりだった。「相手が思い切ったプレーをしてきたり、少しラッキーボールもあった」と語りながらも、「自分は焦らず、このゲームを勝っても負けても1点1点、次のゲームに活かせるようにプレーできた」と振り返った。

また試合前には、「早田選手に『思い切って』と言っていただいた」と話し、試合中は「伊藤選手から戦術面だったり、アドバイスしてくださったので心強かった」と先輩たちのフォローに感謝した。

3試合目に出場した平野美宇は、試合を重ねるごとに調子を上げている。「試合にたくさん出させてもらったことで、いいところと悪いところが見えてきて、少しずつ良くなっているのかなと思います」と自身の状態を説明。さらに「状態はだんだん良くなってきていると思います。でも、もっと強い選手が出てくると思うので、引き続き気を引き締めてしっかり準備して明後日の試合に臨みたいです」と続け、21日に行なわれるベスト16を見据えた。

構成●THE DIGEST編集部

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